バレエ教室を開くにはレンタルスタジオを活用すべき|そのメリットとは

バレエ教室を始めようとしているあなたへ。

体を動かす類の教室を始める場合、どういった物件を借りるべきか判断が難しいですよね。 

立地などの条件だけではなく、防音や床の質などにこだわる必要があります。

また、教室を始めても、生徒が来なければ事業として成り立たなくなってしまいます。

そこで今回は、バレエ教室の始め方や集客方法、最適なレンタルスタジオの見つけ方について解説していきます。

バレエ教室の始め方|最初に前提条件を決めておく

まず、教室はもちろん大切ですが、集客も欠かせません。

こちらが非常に見落としやすいポイントで、教室を開けば自動的に生徒が集まってくるわけでは決してありません。まだあなたの教室をだれも知らない状態です。

さらに注意点としては、バレエに関心がない人に向けて宣伝をしても意味がないため、見込み度の高いユーザーに絞って広報活動をする必要があります。

まず大切になってくるのはターゲットの選定です。

あなたが「誰にバレエを教えたいのか」をしっかりと言語化する必要があります。

例えば性別や年代はもちろん、初心者or上級者などといった点は、事前に必ず洗い出すようにしましょう。

また上記のようなユーザーの属性だけではなく、事業の規模もしっかりと設定した上で、どれぐらいの広さの教室にするのかも決めておくべきでしょう。

バレエ教室の始め方|まずはレンタルスタジオから始めてみる

スタジオで座り込みバレエシューズを履こうとしている女性

教室については、賃貸オフィスあるいはスペースを個別で契約するのではなく、レンタルスタジオから始めてみるのがオススメです。

個人で物件を借りてしまうと、家主と一対一の契約になるため、初期費用やランニングコストが大きく膨らみます。

一方でレンタルスタジオですと、1つのスペース(教室)をあなた以外の人も使います。そのため利用料金をシェアする形になり、1教室あたりの利用コストがかなり低く抑えられます。

 詳しくは下記の記事にて解説しておりますので是非ご覧ください。

レンタルスタジオのメリットは、コスト面に加えて立地のよさも挙げられます。

スタジオ側もある程度人気のある土地に立てないと利用者が確保できないため、基本的にはアクセスが良好な場所にあるケースが多いです。

アクセスがよいと近隣のユーザーが気軽に見学に来ることができ、通学のストレスも少ないため、成約率もある程度確保できるのが魅力でしょう。

 駅から近いのはもちろん、人通りが多いかだったり分かりやすい大通りにあるかなども見ておきましょう。

まずはレンタルオフィスにて、コストを抑えつつ好立地な場所で教室を開くのがおすすめです

バレエ教室の始め方 序盤は意外と人が集まらない

バレエ教室集客

いざ教室を始めてみたものの「全く生徒が集まらず問い合わせすら来ない」といったケースも実は少なくありません。

まずは問い合わせや見学体験申し込みなどを増やすべきです。生徒を定員まで集めることを目標に、集客に力を入れていく必要があります。

バレエなどのレッスンであれば先生は「生徒の水準を引き上げる」や「プロのバレエダンサーを輩出する」など志の高い目標を持たれていると思います。

しかし利益が上がらなければ事業を続けていくことができないため、まずはキャパシティを埋める努力が必要となります。

本当の目標(「プロを排出する」など)については長期的な計画として取り入れていきましょう。

バレエ教室の始め方 集客の方法

タブレットでマーケティング戦略を立てている人

続いては、具体的な集客方法について解説していきます。

ターゲットのニーズを考える 

年齢や性別、初心者か否かなどのターゲットが決まったら、その人たちがどういったニーズを持っているのかを考えてみましょう。

例えば初心者の人であれば、少なからず不安もあるでしょう。ですのでレッスンの質というよりはサポート内容や教室の雰囲気、質問に快く答えてくれるか、などを重視しているかもしれません。

また、ママ層がターゲットなのであれば、自宅からの通いやすさは欠かせません。子供が学校に通っている昼間や夕方の時間帯にレッスンがあるかなども重要な要素になってくるでしょう。

まずは仮説を立てながらユーザーの抱えているであろう潜在的なニーズを追求していく必要があります。

集客の考え方を押さえる

広い意味で集客というと、色々な手法があります。 

  • ウェブサイトを作る 
  • Instagramに投稿する
  • チラシを作る
  • フリーペーパーに広告を載せる
  • インターネット広告を活用する

など

上記のような施策はもちろん有効です。

なぜなら素晴らしいバレエ教室があっても、その存在を認知してもらえなければお客さんは増えないからです。

これを理解した上でもう1つ押さえておくべき点があります。

それは顕在層に宣伝をしないと顧客化が難しいという点です。

顕在層とは、自分から積極的に情報収集をしているユーザーのことを言います。

例えば GoogleやYahooで「バレエ教室 近く」だったり「バレエ教室 横浜 ランキング」などといったワードで検索している人のことを指します。つまり、本当に「バレエを習いたい」と思っている積極的なユーザーですね。

一方でざっくりと30代から40代の近隣の女性に広告をばら撒くのも愚策ではありません。

しかし、こちらはあくまでも「お客さまになる可能性があるユーザー」にすぎず、自分から情報収集をしている人たちではありません。ですので成約率は低くなります。

もし自分から積極的に検索をしているユーザーにリアルタイムで広告を出せば、見学や体験レッスンに来てもらえる可能性が高くなります。

ですので生徒を増やしたければ、まずはいわゆる顕在層に広告を配信するようにしましょう。

まずはリスティング広告で集客を行ってみる

その顕在層に広告を出せる仕組みが『リスティング広告』と呼ばれる手法です。

広告の中でも『リスティング広告』は、「見込み客を刈り取る」という面においては最大の効果があります。

例えば Google検索で「バレエ教室 神奈川」と検索してみてください。検索結果の1番上を見ていただくと、バレエ教室の情報が出てきており、おそらく左上に「広告」と表示されているのではないでしょうか。

これがリスティング広告と呼ばれ、こちらで設定したキーワードを検索したユーザーにリアルタイムで広告が出せます。

こちらは『Google広告』もしくは 『Yahoo広告』から出稿することができ、非常に有効な広告施策となっています。

入会や問い合わせ、購入、資料請求などの具体的なアクションを増やしたい場合は、このリスティング広告の活用はマストになってきます。

運用ができるようになるには少し時間がかかります。

  • 管理画面の操作方法
  • 広告アカウントの仕組み
  • 配信結果に基づいた改善

などの項目が分かるようになれば、効率的な配信ができるようになります。

その後にディスプレイ広告をテストしてみる

リスティング広告は、アクティブなユーザーに広告を出す手法でしたが、そもそも積極的なユーザーというのは母数がそれほど多くありません。

その少ない母数のユーザーを競合(教室)と奪い合うため、しばらくすると頭打ちになってしまうかもしれません。

もし顕在層のユーザーがいなくなってしまったら、潜在層のユーザーにもリーチをしていきましょう。

潜在層というのは、先ほど申し上げた「30代から40代の近隣の女性」などといったユーザーのことを指します。

つまりお客さんになってくれる可能性はあるけれども、自分から情報収集はしていない段階のユーザーのことを指します。

この潜在層にはディスプレイ広告を使って配信をすることができます。

ディスプレイ広告とはいわゆるバナー広告です。例えば『LINE』や 『instagram』など SNSを見ていると、広告としてバナーが出てきたりしますよね。 それがまさにディスプレイ広告です。

ディスプレイ広告は、バナーが何気なく配信されているだけに思えます。しかし実際は、年代や性別、趣味・嗜好、インターネットの閲覧履歴、位置情報などからターゲティングがされています。

 例えばインターネットでワイヤレスイヤホンを探していて、その後YouTubeを見たら「ワイヤレスイヤホンの広告が流れた」なんてこともあるでしょう。これはまさにWeb上でのあなたの行動がターゲティングに活用されているのです。

アクティブなユーザーに配信するわけではありませんが、ターゲティングの質が高い媒体が多いため、きちんと設定すれば有益な配信ができます。

基本的な広告の優先順位としては、まず顕在層にリスティング広告を配信することですが、頭打ちになってきたらディスプレイ(バナー)広告も併用していきましょう。

普段、WebサイトやSNSの発信だけではリーチできないユーザーに配信でき、認知の拡大や興味の喚起ができます。うまく運用できればリスティングの方にも良い影響が出てきますよ。 

バレエ教室でのレンタルスタジオの選び方

バレエの画像

レンタルスタジオを借りる上で利用料金はもちろん大事ですが、バレエ教室の場合は床の品質が何より大切でしょう。

1つだけ申し上げるとすれば、リノリウムを使った床かどうかを確かめておけば間違いありません。

リノリウムは現代ではバレーでよく使われています。 弾力性があり、滑ることが少ないので重宝されている素材です。

また他の素材では、レッスン後にバレエシューズの汚れが目立ったりしますが、そういった心配もなく安心してレッスンに励めるのでリノリウムはオススメです。

また当然ですが、バレエバーがあるか、またそれが移動式かどうかなどもチェックしておきましょう 。

バレエもできるレンタルスタジオ『値段だけで選ばない』

レンタルスタジオの値段

正直なところレンタルスタジオは、値段だけで選べばかなりランニングコストを抑えることができるでしょう。

どうしても値段に目が行きがちですが、最も重視すべきなのは、やはり生徒が来てくれるかどうかです。

たとえスタジオの利用料金が安くても、生徒が全く来てくれないと、その分広告費が膨らんだりします。そうなれば総額のコストはかなり大きくなるでしょう。

ですので一定のスタジオ料金はある程度許容し、生徒が通いやすいエリアの良質なスタジオを選ぶことをオススメします。

当スタジオ『スタジオプエルタ』では、ターミナル駅である武蔵小杉駅から徒歩約5分の所に位置しています。

また、バレエやフラメンコなどのアクティブな教室から、英会話などの文化的な教室までが幅広く開催されています。

よろしければ是非、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

まとめ 

ダンスレンタルスタジオ

バレエ教室を始める前に準備することは多々あります。

まず教室を決める前にターゲットを決めましょう。

あなたが

  • 誰に教えたいのか
  • どんな人に来てほしいのかを

事前に整理しておく必要があります。

また、教室はレンタルスタジオを活用するのがよいでしょう。料金で判断するのではなく、お客さんが来てくれそうな立地や設備かどうかといった目線で決めるのが理想です。

加えて、教室を開けば自動的に生徒が集まるわけではないため、ある程度集客もきちんとやっていく必要があります。

きちんと正しい順番や方法で進めれば教室のビジネスも飛躍すること間違いなし!

一緒に頑張りましょう。