レンタルスタジオを活用してヨガ教室を始める3つのメリットを解説

ここ数年で、ヨガ教室の数はかなり増えてきています。

この記事をご覧のあなたも、ヨガ教室での開業をご検討中ではないでしょうか?

教室が多いということは「競合性が高い」ということにもなりますが、一方で「収益性が高いため多くの事業者が参入しているのかもしれない」と捉えることもできます。

そこで今回は、レンタルスタジオを活用してヨガ教室を始める方法について解説をしていきます。

まずはレンタルスタジオでリスクを抑えてヨガ教室を

ヨガ教室を開業する場合、まずはレンタルスタジオの活用がオススメです。

特に初めてビジネスを行う方は、レンタルスタジオの活用が必須条件になるでしょう。

何かしらの事業を行ううえで、固定費を最小限に抑えつつ撤退のリスクを下げるのは欠かせないポイントだからです。

ヨガ教室用の部屋を購入して開業するのは初期費用が大きくかかりますし、上手くいかない可能性を加味するとリスクがあまりにも大きすぎるかもしれません。

そのため、まずはレンタルスタジオのような賃貸契約にて開業するのがおすすめです。

レンタルスタジオでヨガ教室を始める3つのメリット

レンタルスタジオを活用してヨガ教室を始めるメリットは、大きく3つあります。

メリット① 初期費用とランニングコストが安い

レンタルスタジオでヨガ教室を始める最も大きなメリットは、やはりコスト面です。

ヨガ教室であれば、防音設備やバレエバー、 Wi-Fi環境など必要な環境が整っています。

これらを自前で用意するとなると数百万円かかりますが、レンタルスタジオだとその必要がないため、初期費用を大幅にカットすることができます。

またレンタルスタジオなので、あなたがレッスンをしていない時間帯は、他のビジネスオーナーが同じスタジオを利用しています。

このように同じスタジオを時間を空けてシェアすることで、一人当たりの負担を大きく減らせる仕組みになっています。物件購入に加えて、通常の賃貸オフィスと比べてもかなりのコストカットになります。

序盤だけでなく、毎月の支出が最低限に抑えられるのは、ビジネスオーナーにとってこの上なく大きなメリットと言えるでしょう。

メリット② 簡単かつすぐに開業できる

繰り返しになりますが、レンタルスタジオには必要最低限のものが一通り揃っています。

ほとんどのスタジオでヨガマットも備品として用意されています。

そのため、すでにお気づきかもしれませんが、授業がすぐにでも始められるのもレンタルスタジオを活用する魅力です。

興味を持ったスタジオが見つかれば見学をし、もしそこが良ければ契約するだけですので、柔軟かつ身軽に事業を開始させることができます。スタートだけでなく撤退も然りですね 。

ヨガ教室であれば荷物もそこまで多くないため、慣れてくればストレスフリーで教室の運営ができるでしょう。

すので、あなたは集客とレッスンに集中するだけでよくなります。

メリット③ アクセス良好な教室になる

好立地な場所で教室が開ける、という点も忘れてはいけません。

レンタルスタジオ自体のオーナーもまた、当然ながら事業の収益性を気にしています。

そのためオーナーは、借り手やその顧客となりうるユーザーが多くいそうなエリアに出店します。

となると出店エリアは下記のような場所になるでしょう。

  • 都心部や一等地
  • 人口が多い街
  • 駅から徒歩5分以内

このような場所に教室があれば、見込み客にとっては利便性が高いので成約率が上がりやすくなります。

教室の用意をご検討される際は是非アクセスのよさにも注意を向けてみてください。

どこでビジネスを行うかによって、集客の難易度も大きく変わってくるはずです。

レンタルスタジオでヨガ教室を始める2つのデメリット

一方でデメリットもありますので、順番に解説をしていきます。

厳密には「レンタルスタジオでヨガを始めるデメリット」ではなく 「教室運営を開始するリスク」とした方が正確かもしれません。

デメリット① キャッシュフローの問題

第一にキャッシュフローの問題があります。

つまり売り上げが手元に入ってくるまで、タイムラグがあるということです。

特に教室の運営が初めての先生の場合、集客の難易度が高くなるため、数ヶ月にわたって固定費を払い続ける状態が発生するかもしれません。その可能性は非常に高いです。

これを避けるのは難しく、未経験のインストラクターであれば、誰でも向き合わなければいけない壁といえるでしょう。

そのため、3ヶ月から半年ぐらいは売り上げが立たなくても問題ない想定で開業をするべきです。

これが通常の賃貸物件であれば相当なコストがのしかかりますが、レンタルスタジオであればそこそこの持続性は担保できるでしょう。

デメリット② 仕事が多く幅広い

他に従業員がいない場合は、仕事内容が多く、仕事の種類も多岐に渡ります。

レッスンに加えて、以下のようなタスクが発生するでしょう。

  • 売上や経費の管理
  • SNS の運営
  • ブログ更新
  • 広告
  • 確定申告

上記のすべて必須の業務ではありませんが、管理や運用すべきものが多くなります。 

これらの業務が多すぎるとレッスンにも支障が出てしまい、生徒さんと全力で向き合えなくなる可能性があります。

お金がないと業務の外注やスタッフの雇用ができないため、どうしても序盤はこれらのほとんどを自分ですべて担当することになるでしょう。

やはり開業の序盤はどうしても大変になるものです。

ヨガ教室の成功にはリサーチと集客が大切

黒板の背景と検索&ノートパソコンのイラスト

当然ながら教室を開けば勝手に生徒が集まるわけではありません。

ですので、お客さんを増やすために事前調査と集客施策が重要になってきます。

教室OPEN前にリサーチをする

まず開業前にしっかりとリサーチをしていくことが重要です。

出店するエリアが決まったら、下記の項目は必ず調べておきましょう。

  • そのエリアの人口
  • そのエリアの特徴
  • ターゲットとなる顧客の属性
  • ターゲットとなる顧客の商圏(どこに出店するかのリサーチも大切)

どれだけ魅力的な教室であっても、アクセスが悪ければ生徒は集まらないでしょう。

またレッスンの質が高くても、ニーズがなければビジネスとして成立しなくなります。

そのためリサーチをしっかりしなければ、レッスンの内容とユーザーが求めるものにギャップが生じてしまい、会員を獲得することが難しくなります。

自分が提供したいものと生徒が求めるものには、どうしても落差があります。

そのギャップを最小限まで埋めるためにリサーチは欠かせないのです。

有効なサービスを活用して集客をする

集客もこの上なく重要です。

なぜなら、どれだけ安くてレベルが高い教室でも、認知されなければユーザーは集まらないからです。

また開業の序盤であれば極力コストを抑えて集客をしましょう。

下記の施策は無料でできるので、オススメです。

  • LINE公式アカウント
  • Instagram
  • Twitter
  • Googleビジネスプロフィール(旧:マイビジネス)

中でも『LINE 公式アカウント』と『Googleビジネスプロフィール』は必ず押さえるようにしてください。

ただ『LINE 公式アカウント』は、友達を増やして見込み客のリストを集めるのが大きな目的になりますので、最初はどうしても広告に頼らざるを得なくなります

ですので最初はLINEの『友だち追加広告』を少額で運用し、リードを獲得していきましょう。

その他の媒体で、質の高いユーザーにリーチができるのは『リスティング広告』です。

リスティング広告は「検索広告」または「検索連動型広告」などと呼ばれており、その名の通り検索エンジンの検索結果に配信される広告になります。

GoogleかYahoo!を選んで実施することができ、少額から運用も可能なので非常に有効な施策です。

集客に活用できるサービスや広告媒体は多々ありますので、是非ご自身でも調べてみてくださいね。

まとめ

ヨガ教室を開業する場合は、レンタルスタジオを活用し、固定費を大幅に削減しておくのがオススメです。

初期費用とランニングコストの双方を大幅に抑えつつ、立地の良いエリアにてビジネスを展開することができます。

ただ序盤はお客さんを集める必要があるため、仕事量が増えて業務内容も幅広くなります。

しかし悲観する必要はありません。集客プラットフォーム欄やSNS、予約システムなどを活用すれば業務を効率化しつつ見込み客を増やせます。

加えて、使えそうな補助金がないかを一通り調べておくのも良いかと思います。

事業を始める際は、リスクを最低限に抑えて集客をしっかりと行なっていきましょう。